July 2, 2011

The Days of Tomatoes and Tomatoes


目が合ってしまいました(アゲイン)。
トマト一箱380円!なにそれ!

しっかりした立派なトマトですよ。なんでそんなに安いの?と思いつつ、もちろんゲット。

普段「2個350円」とか「4個480円」みたいな値段に怯えてなかなか思い切って使わないトマト。当たり外れもありますしねー。確実に甘いのを狙うならプチトマトの方がいいと思ってしまうくらい。でもこれなら外れても惜しげなくトマトソースにしちゃえばいいや。

と思って帰宅したら、更にトマトを3個も頂いてしまいました。トマト天国。
(上の写真は足された後です。これ全部380円で売ってたら驚愕)

わーいわーい。何にしようかな〜。

というわけで第一弾はこれ。トマトとモッツアレラのパスタ。



1. にんにくみじん切りと唐辛子をオリーブ油で炒める。トマトを加える。
2. オレガノ、アンチョビを入れて炒める。水分を飛ばす。
3. パスタを2に加え、ケーパーとバジルを加える。
4. 盛りつける直前にモッツアレラを加える。

***

これまた「お前は他の料理家を知らないのか」と言われそうですが、行正り香さんレシピ。だって簡単でおいしくてきれいなんだもの。世の中には、1年に1回しか使わないような調味料がマストなレシピとかもありますが、ごく基本的なものでこの味が出るのは本当に素晴らしい。

第二弾も麺ものの予定。

May 28, 2011

豆ごはん


1.さやから出した豆を400mlの水で固めにゆがく。途中で酒大2、塩小1を加える
2.豆と汁を分け、汁を急いで冷やす
3.あら熱が取れた汁に豆を戻し、ゆっくり冷ます
4.洗ってざるに上げておいた米2合を汁で炊く
5.蒸らしの時に豆を戻す。10分くらい置いたらできあがり

***

豆ご飯が大好きです。抱えて食べたいくらい好きです。
すっごく難しいものだと思って手が出せずにいたら、意外に簡単だということを母から聞き。
初チャレンジしてみました。

ポイントは、豆を炊き込んでしまわないこと。豆に火が通りすぎてぼそぼそになっちゃうと舌触りが悪いので、先にゆがいておいて蒸らしの時に戻します。でもゆがいた汁で炊くので豆の風味もきちんと出ます。

さて豆ご飯と季節外れのレタス鍋を堪能した翌朝(というか昼)。ようやく起き出したらお腹減りすぎて完全にエネルギー切れ。

ほんとは出汁巻き卵でも作ろうと思ってたんだけど。
残ってる空揚げをあっためて、大根とお揚げのお味噌汁に、山形の「だし」を載せた冷や奴。そして豆ご飯のおにぎり。
木のお盆にのせて、きっと彩りがいいだろうな。卵の黄色、空揚げの茶色、豆の緑と米の白に伊万里の青…。

無理無理。腹へりすぎ。全然間に合わない。

ラップに塩をパラパラ。ご飯をのっけてレンジでチン。熱い熱いと思いながら握ります。ポットに作りっぱなしにしてあるはと麦茶もチンして、とりあえずお茶とおにぎり。

ふわ〜。

外は柔らかいグレーの雲。静かな雨の音。豆ご飯のぴかぴかの緑と白がきれい。
美しいお昼じゃないけど、ま、こんな休日もいいよね。だって梅雨じゃしかたないし。

お腹がいっぱいになったらまた布団に潜るのだ。

May 22, 2011

にんじん葉のスープ


1.薄切りにした玉ねぎをバターで炒める
2.1に水を注ぎ、ブイヨンか鶏がらスープと炊いたご飯1/4膳弱を加えて柔らかくなるまで煮る
3.にんじんの葉はさっと色よく湯がいておく
4.2ににんじんの葉を加え、柔らかくなるまで煮る
5.ミキサーにかけて鍋に戻し、牛乳で伸ばす
6.塩、こしょうで味を調える

***

目が合ってしまったんですよ、このヒトと。


根の部分が20cmはあろうかという、りっぱな葉付きにんじん。
うわーピーターラビットの世界だーと思ってしまうなんとも可愛いビジュアル。
しかも夕方のタイムサービス3本180円!
後先考えずに買ってしまいました。

しかし。葉付きにんじん=ピーターラビットと思ってしまうくらいに縁のないにんじんの葉。
知ってるレシピと言ったら、油で炒めるか、このスープくらい。
もとのサイト(私が愛読する「ばーさんがじーさんに作る食卓」)では間引き菜を使ってらっしゃるけど、さてしっかり育ち切った硬い葉でもどうにかなるかなあ。

結論としては「硬い、青い、でもうまい」。お手本のように美しく滑らかなスープにはなりませんでしたが、爽やかな苦みが心地よい一品となりました。

添えたのはVIRONのオリーブ入りのパン。硬い、高い、でもうまい。

さて残った根の方をどうするか…。

May 17, 2011

おひるごはん 3題


家でずっと仕事をしていると、お昼くらい外に食べにいきたいというのが本音です。
とはいえ徒歩5分圏内にそんなに色々選択肢はなく…。
雨なんか降ってるとついつい冷蔵庫を覗き込んでうなる毎日です。

これはそんなある日のお昼。母が差し入れてくれたカレーに、例のごとく生卵。アスパラはなんと実家の庭で採れたもの。食べれるものが生えてる庭、いいな〜。


こちらはかぶのお味噌汁。かぶを葉を少し残して皮ごと6つ割りにし(中華粥と同じやり方)、柔らかくなる少し手前まで煮てみりんを入れ、かつお節ひとつかみを加えて火を止めます。
味噌を溶いて、お椀によそったら練り辛子を添えます。かぶしかない時にお味噌汁をどうしようと思ってレシピ検索していて見つけたもの。オリジナルにはお揚げも入っていましたが。

お昼用に卵を落として、少しだけ残っていた山うど(?これも実家の庭から)を足しました。ご飯は蕗ご飯。頂き物の北海道の塩鮭(うまい!)を添えて。

「辛子」と「味噌」と言われると、つい京都の白味噌のお雑煮を思い出します。時々急に食べたくなるあの味。



これは週末のブランチ。何も特に買っていなくて、冷蔵庫にあった色々の寄せ集めです。ホットサンドは生ハムとクリームチーズ。スクランブル・エッグにはエストラゴン。のんびり食べればなんでもうまい〜。

April 29, 2011

鶏とかぶの中華粥


1. 鍋に手羽元を入れ、おろしにんにく、塩、こしょう、ごま油でマリネしておく
2. もち米0.5カップは洗ってざるにあげておく
3. かぶは葉を2cmほど残し、葉の根元の部分だけ皮をむく。四つ割にする。流水で茎の間の土を洗い流す
4. 1の鍋に日本酒を注ぐ。鶏がひたひたに浸かるくらいの水を足す。ねぎの青い部分と生姜を入れ、強火にかける
5. あくをすくって2の米を入れる。弱火でコトコト煮る
6. 途中でかぶを足し、米が柔らかくなればできあがり。塩で味を調える。黒こしょうをひく。別にゆがいたかぶの葉を散らしても良い

***

最近胃腸の調子が悪いです。さすがに疲れが出てるのかなと思いつつ、忙しさにかまけて食事がいい加減になっていたのを反省。野菜や果物を一生懸命食べたり、久しぶりにヨーグルトを買ってきたり。

忙しいと大好きな料理本をあれこれ眺める心の余裕がありません。頭の中にある数少ないメニューリストをあれこれめくり、お腹にやさしいメニューを探します。

冬ならとりあえず鍋にしとけばよかったんだけどなー…。そろそろ暖かくなってきて、ビジュアル的に何だよな…。

というわけでこれ。昔お粥というのはなんだか難しいものだと思ってましたが、これは鍋に放り込んで煮るだけなので超簡単。

…じんわり。うまい。

どうしても出来合いのお総菜が苦手です。おいしいんだけど、きれいなんだけど、なんだか疲れる。自分が作ったものだとリラックスします。なんでなんだろう。おもしろい。

たぶん、作る過程にも癒されてるんだろうなと思います。
すっかり暗くなった台所の灯りを点け、食材を揃える。狭い台所でスペースを繰り回して、効率の良い手順を考えながら夕飯を作っていく。仕事で高速回転していた頭が、違うことに集中することで少しずつスピードを落としていく。

実際には今はまだ、疲れ切って一歩も動けず、積み上がった洗い物の山に負けて、外に食べに行っちゃったりもするのですが。
だんだん仕事との付き合い方を覚えて、夕飯くらいは楽しんで作れるようになりたいなーと思います。

このお粥は高山なおみさんのレシピ。


April 25, 2011

豚肉のラグー、人参とクレソンのサラダ


1. にんにくのみじん切りをオリーブ油で炒める
2. 鷹の爪の種を取り、荒く刻む。1に加える
3. ふつふついい香りがしてきたら、豚挽きを加えて炒める
4. トマト水煮缶を加え、潰しながら炒める
5. 水分を飛ばす。半量以下になるくらい
6. 塩、砂糖少々、鶏ガラスープ等で味を調える
7. 生クリームを注ぐ。しっかり煮立てる
8. パスタを入れてあえる。盛りつけてパルミジャーノをすりおろす

***

自慢じゃないですが、よく野菜を枯らします。
計画的に買ってきたつもりでも、もらい物とダブって使い切らなかったり、今日はばっちり夕飯作るぞと思って買い物してきたら仕事が忙しくなってしまってついえたり。

で、ある日いつものように料理しそびれたクレソンの束がしおれていくのが忍びなく、水を張ったコップに差して台所の片隅に置きました。
と。

翌日。
翌々日。

お。お?おお!?
芽が!根が!!

少しでも枯れるのを先延ばしにしようと思っただけなのに、やつらぴちぴちと環境に順応して、東向きの窓から入る朝日だけを頼りに新芽を伸ばし始めたじゃないですか。
うわー…。すごい生命力。

というわけで今回はもう増やすつもりで3束も買ってきました(笑)
水に差して…おお、増える増える。

それをちょんちょんと葉先を摘んで、サラダにします。こちらも(こちらもかい)しおれて2/3くらいの大きさになってしまった人参。皮をむいて刻むと、まるで半干し人参といった風情。かじってみると…甘い!軽く塩をしておきます。

少し水が出たところへ、オリーブ油、白ワインビネガー、はちみつ、粒マスタードを加えて和えます。最後にクレソンを加えてさっと混ぜて出来上がり。

うーん。野菜ってすごいなー(違う意味で)。

このサラダも、パスタも、行正り香さんレシピ。しかしもう目分量で勝手にやってるので、原型を留めていないかもしれません…。

それにしてもトマトと生クリームの組み合わせは最強。

April 16, 2011

コロッケサンドとえびカツサンド


1. コロッケ、えびカツは温める
2. パンは軽くトーストする
3. パンに1をのせる
4. コロッケには中濃ソースとフレンチマスタードをのせて軽く黒こしょうをひく
5. えびカツにはマヨネーズとイタリアンパセリをあしらう

***

最近あったかくていいですね。
バイク便を待って家から離れられないので、せめて外の空気を吸おうと、ネコどころか子ネコの額のような我が家の庭に出てみました。

…うっとり。
狭くても庭は庭。外の空気。さわさわと、町のノイズ。鳥の声。陽射しはまだ柔らかいし、風が気持ちいい。

あーお昼ここで食べちゃえ。

というわけで、一瞬だけ買い物に出て、オープンサンドを作ることにしました。目指すは近所のお肉屋さん。

ここのコロッケ、めちゃくちゃ好きなんです。コロッケと言えばここ、というくらい、揺らぎないスタンダード・オブ・コロッケとして私の心の中心にしっかりと根を下ろしているコロッケです(なんのこっちゃ)。

お、えびカツもやってたんだ。1つくださーい…え、なんか張り紙?

「コロッケ1つにつき、5円を日本赤十字に寄付します」

…おっちゃん。85円のコロッケ1個につき5円も寄付してたら儲からんやん!とツッコミいれたら、いやーだってそのくらいしかできないからねえ、と。

なんで、2個買うつもりが5個買いました。
でも後から考えたら、多く買えばそれだけお店の負担を増やすのではと。買うならコロッケ以外をもっといっぱい買わないとお店のためにならないのではと。むー。

しかし相変わらずコロッケはうますぎで。次回はコロッケ以外のものを大量に買うぞと心に誓いながら、もっしゃもっしゃとオープンサンドを頬ばったのでした。

できることからこつこつと。