April 29, 2011

鶏とかぶの中華粥


1. 鍋に手羽元を入れ、おろしにんにく、塩、こしょう、ごま油でマリネしておく
2. もち米0.5カップは洗ってざるにあげておく
3. かぶは葉を2cmほど残し、葉の根元の部分だけ皮をむく。四つ割にする。流水で茎の間の土を洗い流す
4. 1の鍋に日本酒を注ぐ。鶏がひたひたに浸かるくらいの水を足す。ねぎの青い部分と生姜を入れ、強火にかける
5. あくをすくって2の米を入れる。弱火でコトコト煮る
6. 途中でかぶを足し、米が柔らかくなればできあがり。塩で味を調える。黒こしょうをひく。別にゆがいたかぶの葉を散らしても良い

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最近胃腸の調子が悪いです。さすがに疲れが出てるのかなと思いつつ、忙しさにかまけて食事がいい加減になっていたのを反省。野菜や果物を一生懸命食べたり、久しぶりにヨーグルトを買ってきたり。

忙しいと大好きな料理本をあれこれ眺める心の余裕がありません。頭の中にある数少ないメニューリストをあれこれめくり、お腹にやさしいメニューを探します。

冬ならとりあえず鍋にしとけばよかったんだけどなー…。そろそろ暖かくなってきて、ビジュアル的に何だよな…。

というわけでこれ。昔お粥というのはなんだか難しいものだと思ってましたが、これは鍋に放り込んで煮るだけなので超簡単。

…じんわり。うまい。

どうしても出来合いのお総菜が苦手です。おいしいんだけど、きれいなんだけど、なんだか疲れる。自分が作ったものだとリラックスします。なんでなんだろう。おもしろい。

たぶん、作る過程にも癒されてるんだろうなと思います。
すっかり暗くなった台所の灯りを点け、食材を揃える。狭い台所でスペースを繰り回して、効率の良い手順を考えながら夕飯を作っていく。仕事で高速回転していた頭が、違うことに集中することで少しずつスピードを落としていく。

実際には今はまだ、疲れ切って一歩も動けず、積み上がった洗い物の山に負けて、外に食べに行っちゃったりもするのですが。
だんだん仕事との付き合い方を覚えて、夕飯くらいは楽しんで作れるようになりたいなーと思います。

このお粥は高山なおみさんのレシピ。


April 25, 2011

豚肉のラグー、人参とクレソンのサラダ


1. にんにくのみじん切りをオリーブ油で炒める
2. 鷹の爪の種を取り、荒く刻む。1に加える
3. ふつふついい香りがしてきたら、豚挽きを加えて炒める
4. トマト水煮缶を加え、潰しながら炒める
5. 水分を飛ばす。半量以下になるくらい
6. 塩、砂糖少々、鶏ガラスープ等で味を調える
7. 生クリームを注ぐ。しっかり煮立てる
8. パスタを入れてあえる。盛りつけてパルミジャーノをすりおろす

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自慢じゃないですが、よく野菜を枯らします。
計画的に買ってきたつもりでも、もらい物とダブって使い切らなかったり、今日はばっちり夕飯作るぞと思って買い物してきたら仕事が忙しくなってしまってついえたり。

で、ある日いつものように料理しそびれたクレソンの束がしおれていくのが忍びなく、水を張ったコップに差して台所の片隅に置きました。
と。

翌日。
翌々日。

お。お?おお!?
芽が!根が!!

少しでも枯れるのを先延ばしにしようと思っただけなのに、やつらぴちぴちと環境に順応して、東向きの窓から入る朝日だけを頼りに新芽を伸ばし始めたじゃないですか。
うわー…。すごい生命力。

というわけで今回はもう増やすつもりで3束も買ってきました(笑)
水に差して…おお、増える増える。

それをちょんちょんと葉先を摘んで、サラダにします。こちらも(こちらもかい)しおれて2/3くらいの大きさになってしまった人参。皮をむいて刻むと、まるで半干し人参といった風情。かじってみると…甘い!軽く塩をしておきます。

少し水が出たところへ、オリーブ油、白ワインビネガー、はちみつ、粒マスタードを加えて和えます。最後にクレソンを加えてさっと混ぜて出来上がり。

うーん。野菜ってすごいなー(違う意味で)。

このサラダも、パスタも、行正り香さんレシピ。しかしもう目分量で勝手にやってるので、原型を留めていないかもしれません…。

それにしてもトマトと生クリームの組み合わせは最強。

April 16, 2011

コロッケサンドとえびカツサンド


1. コロッケ、えびカツは温める
2. パンは軽くトーストする
3. パンに1をのせる
4. コロッケには中濃ソースとフレンチマスタードをのせて軽く黒こしょうをひく
5. えびカツにはマヨネーズとイタリアンパセリをあしらう

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最近あったかくていいですね。
バイク便を待って家から離れられないので、せめて外の空気を吸おうと、ネコどころか子ネコの額のような我が家の庭に出てみました。

…うっとり。
狭くても庭は庭。外の空気。さわさわと、町のノイズ。鳥の声。陽射しはまだ柔らかいし、風が気持ちいい。

あーお昼ここで食べちゃえ。

というわけで、一瞬だけ買い物に出て、オープンサンドを作ることにしました。目指すは近所のお肉屋さん。

ここのコロッケ、めちゃくちゃ好きなんです。コロッケと言えばここ、というくらい、揺らぎないスタンダード・オブ・コロッケとして私の心の中心にしっかりと根を下ろしているコロッケです(なんのこっちゃ)。

お、えびカツもやってたんだ。1つくださーい…え、なんか張り紙?

「コロッケ1つにつき、5円を日本赤十字に寄付します」

…おっちゃん。85円のコロッケ1個につき5円も寄付してたら儲からんやん!とツッコミいれたら、いやーだってそのくらいしかできないからねえ、と。

なんで、2個買うつもりが5個買いました。
でも後から考えたら、多く買えばそれだけお店の負担を増やすのではと。買うならコロッケ以外をもっといっぱい買わないとお店のためにならないのではと。むー。

しかし相変わらずコロッケはうますぎで。次回はコロッケ以外のものを大量に買うぞと心に誓いながら、もっしゃもっしゃとオープンサンドを頬ばったのでした。

できることからこつこつと。

April 12, 2011

ラムのグリルと玉ねぎパスタ


1 ラムを冷蔵庫から出して室温に戻す
2 塩こしょうをし、オリーブ油とローズマリーでマリネする。ラップをかぶせてしばらく置く
3 グリルパンをしっかり熱してから弱火に落とし、ラムを焼く。片面をしっかりめに、もう片面は軽く
4 ミニトマト、青菜などを横で焼く
5 よい加減に焼けたら皿に盛りつけ、アルミホイルをかぶせてしばらく休ませる

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忙しいです。どうかというくらい忙しいです。
転職(?)して、引き続き家で働いているのですが、通勤時間がない分フルに働けるっちゅーもんです。

朝8時半くらいからiPhoneで横目にメールを眺めます。トラブっていればその場で対処です。何もなければ9時半か10時くらいから仕事机に向かいます。そして21時くらいまで働きます。深夜0時まではまた横目でメールチェック。何もなければ寝ます。

NYとの時差は、全てが1日ずつ遅れていくので仕事しにくいと思っていたのですが、朝と深夜にオフィスアワーがかぶるからいいですね。あは、あははは。しくしく。

そんな月曜日の夕食。開いちゃってるワインが3種類もあるのでもちろん飲みます。月曜から。

なんだか素敵な感じですが、どちらも土曜の夜用に用意したのに、飲んでいたらここまで辿り着かなかっただけの残り物メニューです。

ラムチョップ…。いつもの肉屋さんでいつものところに並んでいたのに「ラムチャップ」と書いてありました。注文する時にどもりそうになりました。そして料理する時に開けてみたら、骨がついていませんでした。あの骨が雰囲気出るのに〜…。

「まさか骨なしは"ラムチャップ"なのか!?」と思って調べてみましたが、オージーラムもニュージーランドラムもホームページは「ラムチョップ」でした。だよねえ?

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玉ねぎパスタは、みじん切りにした玉ねぎをきつね色になるまで根気よく炒め(レンジでチンしてからだと楽)、アンチョビを加えてフジッリに絡めます。シンプルだけどうまい。そしてフジッリはねじねじがきついやつでないとおいしく絡まないので注意(これはディチェコ)。

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震災後、料理の写真を撮る気に全くなれず、ましてやブログなんて…と思っていたのですが、取りあえず自分の毎日の生活、足元から固めていこうと。
きちんと食べて、働いて、今できることをやっていこうと思います。